【実体験】シングルファザーになってから大変だったこと10選

シングルファザーって本当に大変。仕事も育児も、何もかもがひとりきり。僕も最初は「なんとかなる」と思っていましたが、現実は想像以上でした。

この記事では、僕が実際に体験した「シングルファザーになってから大変だったこと10選」をご紹介します。

これから父子家庭を歩む人の、心構えや励みになれば嬉しいです。

誰にも頼らないというプライドによる孤独

自分ひとりで子どもを育てていかなければいけないという責任感から、「助けを求めるのは甘え」と思い込んでいました。最初は気合で乗り切れても、トラブルや疲労の積み重ねに心が折れそうになることも。

「こんなパパでごめんね」と子どもに言いながら、僕自身にも言い聞かせていたんだと思います。

この経験から学んだこと

頼らないことが美徳じゃない。頼れるタイミングが来たら、遠慮せず手を借りることが大事。孤独の中で無理をしても、誰も幸せになれないと感じました。

自分も高熱なのに子ども2人を病院に連れて行った日

3人同時にインフルエンザ。自分もフラフラな中、子どもを病院に連れて行き、帰りに最低限の買い物。直前に控えている小学校の入学式の準備をこの状態ですることに。

この時はさすがに誰かに助けてもらいたかったのですが移すわけにはいかず正真正銘ソロでクリアしました。(2乙)

この経験から学んだこと

健康って資本。日ごろから備えておくことの大切さ、そして「いざという時の頼れるサービス」を調べておく大切さを痛感しました。

子どもを優先しすぎて自分の体調を見失ったこと

自分のことは後回しにして、子どもが過ごしやすい生活を送れるよう心がけていました。

張り切りすぎたのか、どこか体調が悪くても気づかずに無理をし続けた結果、逆流性食道炎と慢性胃炎に。正直、当時はメンタルも体もボロボロでした。

そして、人生初の胃カメラへ。これが想像以上につらくて、「もう二度とやりたくない…」と本気で思いました。

この経験から学んだこと

子どものために頑張るのは当然。でも、「自分が倒れたら子どもを守れない」ことに気づきました。

それからは、睡眠時間の確保、食生活の見直し、少しでも休める時は意識的に休むようにしています。

健康管理も育児のうちだと思うようになりました。

家に帰ってから寝るまでずっと家事のループ

平日は帰宅後にご飯づくり、洗濯、宿題チェック、お風呂…やることが山積みで、子どもと向き合う時間よりも“こなす”時間のほうが長く感じていました。

便利家電を導入し、少しでも負担を軽くしようと工夫はするものの、日々の疲れが取れるヒマもなく「一日って、こんなに短かったっけ?」と感じる日々でした。

この経験から学んだこと

家事も「完璧」を目指すと潰れてしまう。

それに気づいてからは、たとえば週に1回はレトルトや総菜に頼る、洗濯物は畳まずハンガーにかけたままにする、掃除はロボットに任せる…など、“手を抜くスキル”を身につけるようになりました。

完璧じゃなくても、子どもはちゃんと笑ってくれる。

だから僕も、もっと肩の力を抜いていいんだと思えるようになったんです。

保育園からの急な呼び出しにどうにもできない日

仕事中に保育園から「熱がありまして…」と連絡が入る。
すぐに迎えに行きたいけれど、どうしても今は仕事を抜けられない。
電話を切った後も気が気じゃなく、落ち着かないまま仕事を続けるしかありませんでした。

社内にいる時ならまだ何とかなるけど、外出先だと保育園までの移動にも時間がかかる。
やっと迎えに行って、病院に連れて行って、2人目の子どもも迎えに行って…。
バタバタと動き回るうちに、もう一日が終わってしまいます。

このときばかりは、「仕事している方がよっぽど楽かもしれない」と本気で思ったこともあります。

この経験から学んだこと

育児と仕事の両立は”気合い”だけではどうにもならないと痛感しました。
何かあった時のために、事前に相談できる環境づくりや、緊急対応のパターンを準備しておくことの大切さを、身をもって学びました。

子どもの習い事や行事がかぶって予定が回らない

兄弟でスケジュールがバラバラ。行事が同じ日に重なると、どちらを優先すべきかで葛藤することもありました。

そんなときは子どもと話し合い、どちらを優先するか相談したり、予定をずらせないか調整したりと、段取りを組んで最短で行動するしかありません。

物理的に同時進行ができないため、行事がかぶった日は「体が2つあればなあ」と何度も思いました。

この経験から学んだこと

予定はできるだけ早めに把握し、家族で話し合って優先順位を決めておくことが大事だと実感しました。

完璧にこなそうとするのではなく、「できる範囲でベストを尽くす」意識を持つことで、気持ちに少し余裕が生まれるようになりました。

「また休むの?」という職場の雰囲気を感じてしまう

理解のある職場でも、子どもの体調不良などで休みが重なると、どうしても「また迷惑をかけてしまったかな」と申し訳ない気持ちが積もっていきます。

表面上は「大丈夫だよ」と言ってくれる同僚もいますが、心の中ではどう思われているか分からない。その不安から、仕事中もどこか肩身が狭く感じてしまうことがありました。

ちょっとした気遣いの言葉に救われることもあれば、逆に何気ない一言に傷つくことも…。
いつの間にか、職場で過ごす時間が気まずく、しんどいものになっていきました。

この経験から学んだこと

子ども優先で動くことに遠慮はいらないと強く感じました。どれだけ申し訳ない気持ちがあっても、子どもを守れるのは親だけ。もっと素直に周囲に助けを求めても良かったのかもしれません。

子どもの成長と共にお金がどんどんかかる焦り

児童クラブの月謝、習い事、学用品…。子どもの成長に合わせて、どんどん支出が増えていきました。

さらに、子どもの体調不良で仕事を休んでしまうと収入が安定せず、不安を感じる日々も多かったです。

少しでも節約しようと、平日のスーパーの安売りセールに通う機会が増えましたが、昼休みを削って買い物に走る生活は、体力的にもかなりきついものでした。

この経験から学んだこと

お金の不安は、精神的にも体力的にも大きな負担になると痛感しました。

それからは、無理に節約だけに頼るのではなく、少しずつでも副収入の道を探ったり、固定費の見直しをするなど、先を見据えた行動を意識するようになりました。

休みの日もフル稼働で気が休まらない

土日は子どもと一緒に過ごせる貴重な時間。でも、実際は家事・買い物・お出かけの準備や段取りで、朝から晩までバタバタ。

「せっかくの休みなのに、座る間もないな」と思うこともしょっちゅうありました。

もちろん、子どもと遊ぶ時間は本当に楽しいんです。ただ、それ以外の時間は、正直ただただ体力を消耗しているだけでした。

この経験から学んだこと

休みの日だからといって完璧を求めすぎると、かえって自分が持たないと気づきました。

今では、家事も買い物も「できる範囲でOK」と割り切り、子どもとの楽しい時間を最優先するよう心がけています。

子どもと過ごしていても「自分がいないほうが…」と感じたことがある

育児と仕事に追われ、思い通りにいかない毎日が続く中で、「自分じゃなくても育てられるんじゃないか」と弱気になったことがあります。

仕事で失敗しても落ち込む暇すらなく、帰宅後はそのまま家事と育児。
疲れきっていても、泣き言を言える相手もいない。
気づけば「自分の存在って、本当に必要なんだろうか」と考えてしまうことも。

この経験から学んだこと

誰かと比べる必要はないし、「自分なりに頑張ってる」で十分だと気づきました。

完璧じゃなくても、子どもが笑ってくれていれば、それだけで父親としての存在価値はあると思えるようになりました。

【まとめ】シングルファザーの毎日は大変だけど、乗り越えられる

シングルファザーになってから、僕もたくさんの大変さを経験してきました。
孤独を感じたり、体力的にも精神的にもギリギリな日が続いたり…。
正直、何度も「もう無理かもしれない」と思ったこともあります。

でも振り返ってみると、少しずつ、確実に乗り越えてきた自分がいます。

  • 大変なことはたくさんあるけど、自分なりに少しずつ前に進めばいい。
  • 完璧な親じゃなくても、子どもと向き合う時間を大切にすれば十分。
  • 辛いときは「自分は一人じゃない」と思い出してほしい。

この毎日の積み重ねが、きっと未来の自分と子どもたちを支えてくれるはずです。

僕もまだまだ迷ったり悩んだりしますが、同じように頑張っている仲間がいると思うと、それだけで心強くなれます。
この記事が、あなたの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
一緒に、無理せず、前に進んでいきましょう!

この記事を書いた人
NIKO

2児を育てる30代シングルファザー。転職・副業を複数経験。お酒と料理が大好き。自分の経験をシングルファザーの方の役に立てたいという気持ちから「パパは育児攻略中!」を開設。悩めるパパたちに僕のエネルギーが少しでも届けばうれしいです!

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