「シングルファザーです」と伝えても内定をもらえた理由

面接で家庭の事情を正直に伝えるシングルファザーのイメージ写真 シングルファザー
シングルファザーであることを面接で隠さず伝えた僕が、それでも内定を得られた実話と理由。

子どものことを理由に制限のある働き方なんて、企業に受け入れてもらえないのでは?

僕もそう思っていました。でも、勇気を出して正直に話してみたら、意外な展開が待っていました。

この記事では、僕が転職活動中に「正直に話したこと」と「それでも採用された理由」について、実体験を元にお伝えします。

「家庭の事情をどう伝えるべきか悩んでいる」そんなシングルファザーの方に届いたら嬉しいです。

シングルファザーであることを正直に伝えた面接

面接の場で、僕は包み隠さず家庭の状況を伝えました。

  • シングルファザーであること
  • 家族のサポートは受けられないこと
  • 転勤はできないこと
  • 残業は保育園や児童クラブの時間に間に合う範囲まで可能であること

一見すると「制限だらけ」に思えるかもしれません。でも、これが僕のリアルな生活であり、隠して入社してから困るより、最初から正直に話す方が誠実だと思ったんです。

それでも採用してくれた職場の反応

正直に話したら落とされると思っていたのに、実際はまったく逆の反応が返ってきました。

「うちの職場は子どもがいる社員も多いし、助け合いながらやってるから大丈夫だよ」
「転勤の件も、考慮できる範囲で調整しますね」

こんなふうに言ってもらえた時の安心感は、今でも忘れられません。

“理解ある職場”は、探せばちゃんとあるんだと思えた瞬間でした。

僕なりの“採用された理由”の分析

僕は特別な資格もないし、学歴だって高くない。それでも採用されたのは、もしかしたら次のような理由だったかもしれません。

  • 「一人で子育てしている」という責任感が評価された
  • 最初から正直に話すことで、信頼感を持ってもらえた

実際、家庭の事情を理解してくれる会社ほど、人柄や誠実さを大事に見てくれているように感じました。

僕が面接で気をつけた話し方

正直に話すとはいえ、伝え方には気を配りました。

例えば、「〜はできません」とだけ言うのではなく、必ず「〜ならできます」とセットで話すように意識していました。

例:
「残業は保育時間内であれば対応できます」
「転勤は難しいですが、異動の打診があれば前向きに相談させていただきたいです」

できる範囲で前向きな姿勢を見せることで、単なる“制限の多い人”ではなく、“工夫して働こうとしている人”に見てもらえたのかもしれません。

正直に話してよかったと今、心から思う

もしあのとき、事情を隠して入社していたら…。

きっと入社後に「実は…」と話すタイミングを探りながら、気まずい日々を送っていたと思います。

今は、会社の理解を得た上で働けているので、子どもに何かあっても堂々と対応できます。

周りの人も協力してくれるし、「何かあったら言ってね」と言ってくれる人もいます。

正直に話してよかった。そう思える毎日です。

入社後、実際に助けられた瞬間もあった

子どもがインフルエンザにかかり、急に数日休まないといけなくなったことがありました。

そんなとき、上司がすぐに「無理しないで。家庭を優先して」と声をかけてくれたんです。

しかも、締切の近い業務だったにもかかわらず、周囲がフォローしてくれて本当に助かりました。

「この職場でよかった」と心から思った出来事です。

働くうえで安心感があるのは本当に大きい

子どもの入学式や授業参観など、予定が分かった時点で相談しやすい空気もあります。

「また早退します、すみません…」ではなく、

「子どもの行事で抜けます、よろしくお願いします」と言える関係性があるのは、精神的にもとてもラクです。

こうした“理解されている安心感”が、働き続ける自信につながっていると感じています。

「家庭のことを話したら落とされるかも…」と不安なあなたへ

家庭の事情を話すのは勇気がいります。
僕も「正直に話したら不利になるんじゃないか」と何度も迷いました。

でも、今振り返ってみると、最初から話しておいて本当に良かったと感じています。

企業によって反応はさまざまです。でも、最初から理解してくれる職場なら、きっと働きやすい環境になるはず。

無理して我慢しながら働くより、正直に話して、それでも受け入れてくれる会社と出会うことが、長く続けられる転職のカギだと思います。

【まとめ】正直に話すことは「不利」ではなく「武器」になる

僕の転職経験を通じて、伝えたいことを最後にまとめます。

  • 制限があっても、理解ある企業は必ずある
  • 正直に話すことで、むしろ信頼されることもある
  • できないことより「できること」を丁寧に伝える
  • 最初から事情を伝えることで、入社後も安心して働ける
  • 一人で背負いすぎず、助けを求める勇気を持ってほしい

あなたの家庭の事情は、決してマイナスではありません。

それは「あなたがどれだけ大切なものを背負って働こうとしているか」の証明です。

だからこそ、隠さず、誠実に伝えてください。
あなたに合った素敵な職場がきっと見つかります。

この記事を書いた人
NIKO

2児を育てる30代シングルファザー。転職・副業を複数経験。お酒と料理が大好き。自分の経験をシングルファザーの方の役に立てたいという気持ちから「パパは育児攻略中!」を開設。悩めるパパたちに僕のエネルギーが少しでも届けばうれしいです!

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