シングルファザーとして生活していく中で、お金と時間の両方に悩んでいた時期がありました。 その当時は、不安を感じながらも仕事を続けるしかない状況で、手探りでやりくりしていたのが正直なところです。
この記事では、当時の働き方が抱えていた問題点と、どのように条件を見直して改善していったのかについて具体的に整理します。
収入が安定しなかった時期の悩み
子どもがまだ幼い頃、収入が十分とは言えない時期がありました。
昇給の見込みがなく、月ごとの収入にも波があり、支出を抑える工夫をしながらの生活でした。
- 毎月の支払いをこなすだけで精一杯
- 貯金がほとんどできず、急な出費があるとすぐに家計が厳しくなる
- 子どもの体調不良などで休んだ日は、その分収入が減る仕組みだったため、先の見通しが立てにくい
「このまま続けていけるのか」という不安が常にありました。
金銭的な問題だけでなく、精神的にも落ち着かない日々だったと思います。た。
忙しすぎて余裕がなかった毎日
勤務は基本的に土日休みでしたが、祝日は出勤日扱いでした。 ただし、家庭事情を伝え、祝日も休ませてもらえることはできていました。
とはいえ、日々の生活は以下のような状態でした。
- 朝:子どもの支度と送迎でバタバタ
- 夕方:帰宅後すぐに夕食準備と片づけ
- 夜:家事や子どもの対応で1日が終わる
このように、
- 子どもの話を落ち着いて聞く時間がない
- 疲れが溜まり、家事の質も落ちていく
- 家の中が荒れても立て直す時間が足りない
というように、日々に余裕がない状態が続いていました。
条件を明確にして転職に踏み切った
生活を立て直すには、今の仕事を続けるのは難しいと判断し、転職を決意しました。
転職時に考えていた状況は以下の通りです。
- 生活費をまかなうので精一杯、貯金ができない
- 子どもとの時間を確保するため、無理をしてなんとかやりくりしていた
- 呼び出しや急な休みに対応するたびに、収入が減る
改善には「収入の安定」と「時間の確保」の両方が必要でした。
そこで、転職エージェントを活用し、次のような条件をもとに職場を探しました。
- 残業や転勤がない
- 子どもの送迎に支障がない勤務時間
- 育児への理解がある職場
実際にエージェントとの面談で伝えた内容は次の通りです。
- 子どもが幼いこと
- 土日祝は休みたい
- 始業時間に配慮してほしい(送迎があるため)
- 急な呼び出しや体調不良時は早退する必要がある
こうした条件を正直に伝えることに不安もありましたが、「その条件に合う案件を探します」と理解してくれる担当者に出会えたことで、前向きに進めることができました。
また、子育てとの両立を意識し、やり取りはLINEと電話で行いました。面談はすべて、仕事を早退して時間を調整する形で対応していました。
結果として、家庭の事情に理解のある職場に入ることができ、安定した働き方を実現できました。
働き方を変えたことで得られた3つの変化
転職後、以下のような変化を感じるようになりました。
- 収入の見通しが立つようになった
- 給料が固定されているため、家計の管理がしやすくなった
- 子どもと過ごす時間をしっかり確保できるようになった
- 一緒に夕食を取ったり、宿題を見てあげる時間ができた
- 気持ちの余裕が生まれた
- 焦りや不安が減り、家族に対しても穏やかに接することができるようになった
条件を明確にすることで変化が生まれる
収入・時間・環境において、次のような条件を転職の軸としました。
- 収入面:手取り20万円以上を確保できる仕事を目安とした
- 時間面:送迎・夕食の準備などに対応できる時間帯
- 環境面:残業や転勤がなく、育児への理解がある
このような条件をあらかじめ整理しておくことで、転職活動も無駄なく進めることができました。
結果として、
- 収入の安定により家計の見通しが立つようになった
- 家庭の生活リズムが整い、子どもとの関係性も改善した
- 無理なく働き続けられる土台ができた
お金と時間の両方を得るための考え方
シングルファザーの僕が「お金と時間」を確保できた要因は次の通りです。
- 収入:固定給があり、生活の目処が立つ職場を選んだ
- 時間:送迎や家事に支障のない勤務時間を意識した
- 環境:早退や急な休みにも配慮してもらえる空気感のある職場を探した
最初にこれらの条件を明確にしたことで、選ぶべき仕事も定まり、結果として安定した生活につながりました。
まとめ
シングルファザーが仕事を選ぶときは、「何を優先したいか」をはっきりさせておくことが大切です。
理想通りにいかなくても、譲れない条件を整理しておけば、自分に合う働き方が見つかる確率は確実に上がります。
まずは、次のような視点で整理してみてください。
- 毎月いくら必要か(収入)
- どの時間帯に家庭の用事が集中するか(時間)
- 突発的な呼び出しに対応できるか(柔軟性)
こうした基準があれば、求人を見る目も変わり、面接で確認すべきポイントも明確になります。
この記事が、働き方に悩むシングルファザーのあなたにとって、少しでも参考になればうれしいです。
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