派遣と言う仕事を選んだシングルファザーが考えていたこと

「父親だから正社員で安定した仕事をしなきゃ」
そんなふうに思っていた時期が、僕にもありました。

でも現実には、父子家庭で子どもを育てるシングルファザー。
支えられる親は僕しかいません。僕が倒れたらすべてが止まります。

そこで一度、立ち止まって考えました。

正社員にこだわるより、「続けられる働き方」のほうが自分には必要なんじゃないか?

そうして、僕は「派遣社員」という働き方を選ぶことにしました。

派遣社員を選んでよかったと感じたこと

実際に働いてみて、僕には派遣という働き方が合っていました。
以下は、特に実感しているポイントです。

時間の融通がききやすい

  • 子どもの送り迎えや学校行事に合わせた働き方がしやすい
  • 残業が少なく、定時で終わる職場が多い

育児への理解がある職場に出会えた

  • 子どもの体調不良による急な休みにも対応してもらえる
  • 派遣元が間に入ってくれることで、職場との調整もしやすい

合わなければ職場を変えられる

  • 合わない環境に無理してとどまる必要がない
  • 派遣元が、僕に合う職場を親身に探してくれた

精神的にすり減らない働き方ができる

僕はHSP気質で、強い圧をかけてくる人がとても苦手です。
以前、正社員で働いていた職場では、先輩から無意識の圧力を日々受け、心がすり減っていきました。

派遣の仕事では“よそ者感”が逆にちょうどよく、必要以上に深く関わらずに済むので、気持ちがとてもラクになりました。

信頼関係は「普段の働き方」で作れる

  • 休むときに引け目を感じないように、普段から全力で働く
  • 「いつも頑張ってるから大丈夫」と言ってもらえたとき、報われた気持ちになった

正社員を目指していた頃に感じた限界

以前は正社員になることにこだわって、何社も面接を受けていました。
でも、現実は厳しかったです。

  • 面接で「シングルファザーです」と伝えると、空気が変わる
  • 「残業できない」「転勤不可」では、なかなか受からない
  • 採用されても、育児と両立するには厳しすぎる環境が多かった

その中で、働き方そのものを見直すしかないと思うようになりました。

今なら思える「派遣は妥協じゃなかった」

最初は「派遣=不安定」「妥協」というイメージが自分の中にもありました。

でも今は、父子家庭である自分にとっては、現実的で続けやすい選択肢だったと思えています。

  • 子どもと過ごす時間を確保できる
  • 突発的な休みにも対応できる
  • 精神的に余裕があるぶん、子どもとも落ち着いて接することができる

僕にとっては、それだけで十分な価値がありました。

今の働き方が合っていると感じる人の特徴(僕の場合)

僕のような人は、派遣という働き方が合っていたのかもしれません。

  • 育児の時間を最優先にしたい
  • HSP気質で、職場の人間関係に疲れやすい
  • 一人で家庭を守っている責任感が重い
  • 無理をして体調やメンタルを崩したくない

あくまで「僕はこうだった」という話ですが、同じような悩みを抱えるシングルファザーがいたら、「こんな働き方もある」と知ってもらえたらうれしいです。

まとめ|父子家庭の僕には、派遣という働き方がちょうどよかった

「男は稼がなきゃ」
「正社員じゃないとダメだろう」

そんな思い込みで、何度も苦しくなったことがあります。

でも今は、こう考えるようになりました。

  • 倒れないことがいちばん大事
  • 子どもと過ごせる時間を守れる働き方を選ぶ
  • 無理をせず、続けられることが何より強い

シングルファザーである僕には、今の働き方が合っていました。
今の自分と子どもにとって「必要な形」は、家庭ごとに違っていいんだと思います。

僕が面接でシングルファザーであることをどう伝えたかは、こちらの記事でも詳しく書いています。
「シングルファザーです」と伝えても内定をもらえた理由

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