シングルファザーの僕が“納期がある副業”を選ばなかった理由

副業は、生活の足しになる手段として注目されがちです。
僕もシングルファザーとして、「少しでも収入を増やせないか」と考えたことがあります。

ただ結論から言うと、僕は“納期のある副業”は選びませんでした。

理由はシンプルで、僕の生活リズムでは「続けられる可能性が低い」と判断したからです。
この記事では、僕の生活サイクルをもとに、納期がある副業がなぜ合わなかったのかを解説します。

僕の副業検討時の生活リズム

僕の平日は、朝の支度・送迎・本業・帰宅後の家事・育児で構成されています。

子どもが寝静まる21時半〜22時以降にようやく、自分の自由時間が生まれます。
この時間も、日によっては洗濯のたたみや翌日の準備などが入ります。

土日も一応休みですが、食材の買い出しや家の掃除、子どもとの外出などで予定は流動的です。
1〜2時間作業できる日もありますが、毎週確保できるとは限りません。

このような生活環境では、「納期のある仕事」は自分の生活とは相性が悪いと判断しました。

納期のある副業が合わなかった3つの理由

1. 決まった時間に作業できない

僕の作業時間は基本的に夜間限定です。
しかしその時間も、子どもが寝つかなかったり、急な対応が入ったりすることで不安定になります。

例えば、寝かしつけの途中で一緒に寝落ちしてしまえば、もうその日は作業ができません。
納期が決まっている案件では「1日の遅れ」がそのまま致命傷になり得ます。

2. 作業ペースを自分でコントロールできない

クラウドソーシングなどで募集されている副業案件は、
「3日以内に納品」「5日以内に修正」など、あらかじめ期限が決まっているものが多いです。

一見、夜にコツコツやればできそうですが、
体調や睡眠、予想外の出来事ですぐにリズムは崩れます。

納期がある仕事では、自分のペースでは動けません。
「子どもが寝たあとにやろう」と思っても、実行できなかった日が続けば信用も失います。

3. 納品直前の修正依頼に対応できない

たとえ原稿や動画を納品したとしても、「修正お願いします」と連絡が入れば対応が必要です。
納品前後は特にやりとりが増え、スムーズに連絡が取れないと迷惑をかけてしまう可能性があります。

僕のように、夜しか作業できず、日中は本業と育児でスマホすらまともに見られない生活では、
その対応が難しく、トラブルになりかねません。

「納期があるかどうか」はどこで見極める?

納期の有無は、副業案件を選ぶときに大事な判断材料です。
以下のような要素がある場合、納期付きである可能性が高くなります。

  • 案件タイトルに「3日以内」「急募」「短納期」などの記載がある
  • 案件詳細に「◯月◯日までに納品」「週◯本ペースでの納品希望」などが明記されている
  • メッセージや応募段階で「納品後に修正対応も含めてお願いできる方」と記載されている

このような記載がある場合は、納期や時間拘束がある前提で考えたほうが良いです。

僕が避けた副業と理由(簡単に)

  • Webライティング:納期が短く、修正が多いため
  • 動画編集:編集時間が長く、やり直しが発生しやすいため
  • せどり:発送や在庫管理にまとまった時間が必要なため

※代わりに検討した副業については、こちらの記事で紹介しています:
シングルファザーに本当に合う副業とは?よくある副業を検証してみた

「できるか」ではなく「続けられるか」で判断

副業を選ぶときに「できるかどうか」だけで判断すると、
後々生活リズムや精神的な負担で無理が出ます。

実際、僕も最初は「やってみたい」という気持ちで応募ページをいくつか見ました。
でも、自分の時間が“毎日確実に1〜2時間とれるわけではない”と気づいた時点で、
納期がある副業は候補から外しました。

副業は続けられなければ意味がありません。
続かない仕事は、収入にもならず、生活を削るだけになります。

今は向いていなくても、将来的にできる可能性はある

現時点では納期がある副業は難しくても、
生活環境が変わったときには再チャレンジの選択肢として残しておく価値はあります。

たとえば──

  • 子どもが大きくなり、手がかからなくなった
  • 家事のルーチンが安定して、夜の自由時間が増えた
  • 本業や家族のサポートにより時間調整がしやすくなった

今できないからといって、「一生向いていない」ということではありません。
今は“続けられそうなもの”を選び、タイミングが来たらまた検討すればいい。
そう考えるだけでも、副業への向き合い方は楽になります。

まとめ:「納期があるかどうか」は副業選びの基準になる

副業を始めるかどうかの前に、
「その副業は、自分の生活サイクルに合っているか」を冷静に見極めることが大切です。

僕のように、夜しか時間がない・急な対応が難しいという条件では、
納期がある副業は非常にハードルが高く、続けるのが困難でした。

副業は、生活を補う手段であると同時に、生活を崩すリスクも持っています。
選ぶ際は、「できるか」より「生活の中で無理なく続けられるか」を基準にすることをおすすめします。

この記事を書いた人
NIKO

2児を育てる30代シングルファザー。転職・副業を複数経験。お酒と料理が大好き。自分の経験をシングルファザーの方の役に立てたいという気持ちから「パパは育児攻略中!」を開設。悩めるパパたちに僕のエネルギーが少しでも届けばうれしいです!

NIKOをフォローする
シングルファザー副業

コメント